今日の一冊(64)竜の瞳の王女と竜騎士との出会い
竜騎士は姫君に永遠の愛を誓う ~幾たびの蜜夜を~(ガブリエラ文庫)
注目ポイント:「竜王は新妻を蜜夜に堕とす」(今日の一冊(63)で紹介)のスピンオフ。前作以上にドラゴンが活躍度 ★★★★☆
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・著者:すずね凛
・イラスト:ウエハラ蜂
・あらすじ:かつて人間とドラゴンが共生していた国、デルネイド。今ではドラゴンは邪悪で凶暴な生き物であり、すでに絶滅した幻の存在であると伝えられていた。そのドラゴンと同じ金色の瞳「ドラゴンアイ」である王女アルフォンシーヌは、邪眼の持ち主とされて忌み嫌われ、幼いころから塔に閉じ込められて育った。
ある日、アルフォンシーヌが窓際に座っていたところ、手すりが壊れて塔から落ちそうになる。彼女を助けたのは新任の護衛騎士イザークだった。
イザークはアルフォンシーヌのドラゴンアイを見ても恐れをなさないどころか美しいとまで言った。イザークの生まれ故郷の国ではドラゴンは崇高な存在とされていたという。二人は徐々に心を通わせていく。しかしイザークは王女の命を狙う勢力の手先であり、落下事故も一味が仕組んだものだった。
※関連作はこちら
今日の一冊(63)竜使いと竜王との出会い
竜王は新妻を蜜夜に堕とす(ガブリエラ文庫)
注目ポイント:ドラゴンとの神秘的な交流も見どころ度 ★★★★☆
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・著者:すずね凛
・イラスト:ウエハラ蜂
・あらすじ:ゴルドラ国の女王フレイアはドラゴンと意思疎通できる竜使いの能力を持つ。隣国の侵攻を受けて捕虜になったフレイアは、人身御供として大国デルネイドの王デフォードに差し出される。
デフォードはフレイアを一目見た瞬間に彼女を「運命の乙女」と呼ぶ。ドラゴンを遠い祖先に持つ彼は竜使いのフレイアに強く惹かれたのだ。戸惑うフレイアだったが、デフォードから熱烈な愛情を注がれるうちに彼を愛するようになる。
デフォードへの愛と国を失った悲しみとの間で揺れ動いていたフレイヤに、ゴルドラの元臣下が密かに接触してきた。ゴルドラを滅亡に追いやったのはデフォードの策略だというのだ。
今日の一冊(62)「魔女」の末裔と伯爵の恋
蜜夜 ~薔薇の花嫁は愛に溺れる~(蜜猫文庫)
注目ポイント:後半ぐっと増すサスペンス度 ★★★★★
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・著者:如月
・イラスト:KRN
・あらすじ:リディは医術を生業とする「メルヴェイユ」という一族の末裔。一族は「魔女」として人々から迫害されてきたため、リディも森に隠れて暮らしていたが、身寄りのない子どもと間違えられて伯爵のアルフォンスの城で保護された。リディはアルフォンスがメルヴェイユを探していると知る。
危害を加えられることを恐れたリディは自分の素性を隠して逃げ出そうとするが、アルフォンスの母が病に苦しんでいるのを見過ごすことができずに治療を施したことで彼に正体を知られてしまった。リディに惹かれていたアルフォンスは彼女を守ると約束するが、彼に病身の婚約者がいることを知ったリディは彼の本心がわからず思い悩む。
今日の一冊(61)恋する人に守られて
強面騎士は心配性(ソーニャ文庫)
注目ポイント:冒険小説の趣きあり、流血に注意度 ★★★★★
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・著者:八巻にのは
・イラスト:DUO BRAND.
・あらすじ:酒場の娘のハイネが気になっているのは隻眼の元騎士・カイル。彼は大けがで騎士を引退してから酒浸りとなっていたが、ハイネに発破をかけられて酒を止め、健康を取り戻しつつあった。そんな彼にハイネはいつしか想いを寄せるようになった。
恋人たちが想いを伝えあう祭りの日、カイルは酒場に来てハイネに会いたがっている男がいると知らせる。カイルが自分のことを何とも思っていない証拠だと受け取ったハイネはショックで店を飛び出す。そのまま街をさまよっていたところ、殺人の現場を目撃してしまい、衝撃のあまりその日の記憶を失ってしまった。
犯人がハイネを襲ってくる可能性があると考えたカイルは彼女を守るために自分の城へかくまい、つきっきりで警護を始めた。
今日の一冊(60)社内恋愛の神様の悩みごと
恋のカミサマは恋愛偏差値ゼロ!(エタニティブックス)
注目ポイント:デートシーンの初々しさと甘さにもだもだする度 ★★★★☆
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・著者:佐々千尋
・イラスト:芦原モカ
・あらすじ:会社員の小百合は「社内恋愛の神様」と呼ばれており、彼女に恋愛相談をする女性社員が次々とやってくる。
当然小百合も長い付き合いの恋人がいる――と思われていたが、実際はぽっちゃりした体型がコンプレックスで、男性とお付き合いしたことが一度もない。それどころか男性社員と仕事の話をする時も緊張してしまうほどの苦手意識を持っていた。
そんな小百合の悩みを知った先輩社員の嘉人がある提案をしてきた。彼は最近恋人にひどい振られ方をしてしまい、女性とどう接したらいいかわからなくなってしまったという。彼はそのリハビリとして、小百合は男性に慣れる練習として、二人でデートしないかというのだ。
今日の一冊(59)幼なじみは皇帝陛下
皇帝陛下の溺愛政策(ヴァニラ文庫)
注目ポイント:皇帝の堂に入った公私混同っぷり度 ★★★★☆
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・著者:能迅なのと
・イラスト:サマミヤアカザ
・あらすじ:ラヴィーナは皇帝のテオドールと幼なじみ。毎日宮殿に通って彼のお茶の時間に付き合っている。テオドールはいつも厳しく傲慢な態度で、周囲からは笑ったところを見たことがないとまで言われていたが、ラヴィーナにだけは甘い笑顔と言葉で接してくる。しかし彼からはっきりとした愛の告白があるわけでもなく、ラヴィーナは将来が不安でやきもきする一方だった。
隣国の王子から求婚されたラヴィーナはテオドールに相談する。彼は彼女を愛していると告げ、縁談を断るように要請する。ほっとするラヴィーナだったが、そのテオドールは別の国の王女との縁談が進んでいると知り困惑する。
今日の一冊(58)任務は潜入捜査ともう一つ
軍服の花嫁(ソーニャ文庫)
注目ポイント:「軍服」シリーズ三部作の三作目。前作・前々作をはるかにしのぐヒーローの執着度 ★★★★★★★
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・著者:富樫聖夜
・イラスト:涼河マコト
・あらすじ:子爵令嬢のレイスリーネはある理由から女性だけの部隊「紅蓮隊」で軍人として働いている。彼女は国王イライアスの直々の命令で二十年前に王城内で起こった未解決の殺人事件を調べることになった。殺されたのは前国王の側室で、犯人は城内で働く者の中に今でも潜んでいるらしい。
レイスリーネは正体を隠すために国王の側室と称して城での生活を始める。しかしイライアスは名ばかりの側室にしたつもりはないと言い、彼女に夜伽を命じる。