ロマンス小説を読む日記

翻訳ロマンスやティーンズラブなどの女性向けロマンス小説をひたすら紹介しています

今日の一冊(33)塔に閉じ込められた王女

囚われの姫と黒の覇王(ガブリエラ文庫)

囚われの姫と黒の覇王 (ガブリエラ文庫)

注目ポイント:純粋無垢なヒロインの数奇な生い立ち度 ★★★★★

長さ ■■
重さ ■■■
起伏 ■■
甘さ ■■
濃さ ■■■

 

・著者:火崎勇

・イラスト:池上紗京

・あらすじ:ルーシアは幼い時から塔の中で育てられ、成長した今でも孤独に暮らしていた。自分が何者であるかは知らされず、塔から出たこともない。外の世界について知っているのは本に書いてあることだけだった。

月のないある日の晩、黒髪に黒い瞳、黒づくめの服をまとった男が塔に侵入してきた。男は「お前たちのせいで民衆が苦しんでいる」と彼女を責めるが、ルーシアには何のことなのかわからない。彼は民衆の痛みを知れとルーシアに告げ彼女の純潔を奪う。