ロマンス小説を読む日記

翻訳ロマンスやティーンズラブなどの女性向けロマンス小説をひたすら紹介しています

今日の一冊(54)本当の名前を呼んでくれる人

嫁き遅れの奥様は古城で王子に溺愛される(ガブリエラ文庫)

嫁き遅れの奥様は古城で王子に溺愛される (ガブリエラ文庫)

注目ポイント:身代わりものだけどハラハラせずのんびり穏やか度 ★★★★☆

長さ ■■■
重さ ■■
起伏 ■■
甘さ ■■■■
濃さ ■■■

 

・著者:見月ゆりこ

・イラスト:ウエハラ蜂

・あらすじ:貧乏な伯爵家の娘アマーリエは姉のエレオノーラが駆け落ちしたのを周囲に隠すため、姉のふりをして暮らしている。アマーリエたちが暮らす国では二十五歳のエレオノーラ――本当は十八歳のアマーリエなのだが――は結婚適齢期が過ぎたものとされていた。

そんなエレオノーラに縁談が舞い込んでくる。相手は第三王子のユリウス。持参金は不要、むしろ伯爵家を金銭的に援助してくれるという願ってもいない条件だ。アマーリエはあまりにうまい話だと訝しがりながらもエレオノーラとして縁談を受け入れ、ユリウスが住む山奥の古城へと向かった。