今日の一冊(61)恋する人に守られて
強面騎士は心配性(ソーニャ文庫)
注目ポイント:冒険小説の趣きあり、流血に注意度 ★★★★★
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濃さ | ■■■ |
・著者:八巻にのは
・イラスト:DUO BRAND.
・あらすじ:酒場の娘のハイネが気になっているのは隻眼の元騎士・カイル。彼は大けがで騎士を引退してから酒浸りとなっていたが、ハイネに発破をかけられて酒を止め、健康を取り戻しつつあった。そんな彼にハイネはいつしか想いを寄せるようになった。
恋人たちが想いを伝えあう祭りの日、カイルは酒場に来てハイネに会いたがっている男がいると知らせる。カイルが自分のことを何とも思っていない証拠だと受け取ったハイネはショックで店を飛び出す。そのまま街をさまよっていたところ、殺人の現場を目撃してしまい、衝撃のあまりその日の記憶を失ってしまった。
犯人がハイネを襲ってくる可能性があると考えたカイルは彼女を守るために自分の城へかくまい、つきっきりで警護を始めた。
今日の一冊(60)社内恋愛の神様の悩みごと
恋のカミサマは恋愛偏差値ゼロ!(エタニティブックス)
注目ポイント:デートシーンの初々しさと甘さにもだもだする度 ★★★★☆
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甘さ | ■■■■■ |
濃さ | ■■ |
・著者:佐々千尋
・イラスト:芦原モカ
・あらすじ:会社員の小百合は「社内恋愛の神様」と呼ばれており、彼女に恋愛相談をする女性社員が次々とやってくる。
当然小百合も長い付き合いの恋人がいる――と思われていたが、実際はぽっちゃりした体型がコンプレックスで、男性とお付き合いしたことが一度もない。それどころか男性社員と仕事の話をする時も緊張してしまうほどの苦手意識を持っていた。
そんな小百合の悩みを知った先輩社員の嘉人がある提案をしてきた。彼は最近恋人にひどい振られ方をしてしまい、女性とどう接したらいいかわからなくなってしまったという。彼はそのリハビリとして、小百合は男性に慣れる練習として、二人でデートしないかというのだ。
今日の一冊(59)幼なじみは皇帝陛下
皇帝陛下の溺愛政策(ヴァニラ文庫)
注目ポイント:皇帝の堂に入った公私混同っぷり度 ★★★★☆
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濃さ | ■■■ |
・著者:能迅なのと
・イラスト:サマミヤアカザ
・あらすじ:ラヴィーナは皇帝のテオドールと幼なじみ。毎日宮殿に通って彼のお茶の時間に付き合っている。テオドールはいつも厳しく傲慢な態度で、周囲からは笑ったところを見たことがないとまで言われていたが、ラヴィーナにだけは甘い笑顔と言葉で接してくる。しかし彼からはっきりとした愛の告白があるわけでもなく、ラヴィーナは将来が不安でやきもきする一方だった。
隣国の王子から求婚されたラヴィーナはテオドールに相談する。彼は彼女を愛していると告げ、縁談を断るように要請する。ほっとするラヴィーナだったが、そのテオドールは別の国の王女との縁談が進んでいると知り困惑する。
今日の一冊(58)任務は潜入捜査ともう一つ
軍服の花嫁(ソーニャ文庫)
注目ポイント:「軍服」シリーズ三部作の三作目。前作・前々作をはるかにしのぐヒーローの執着度 ★★★★★★★
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・著者:富樫聖夜
・イラスト:涼河マコト
・あらすじ:子爵令嬢のレイスリーネはある理由から女性だけの部隊「紅蓮隊」で軍人として働いている。彼女は国王イライアスの直々の命令で二十年前に王城内で起こった未解決の殺人事件を調べることになった。殺されたのは前国王の側室で、犯人は城内で働く者の中に今でも潜んでいるらしい。
レイスリーネは正体を隠すために国王の側室と称して城での生活を始める。しかしイライアスは名ばかりの側室にしたつもりはないと言い、彼女に夜伽を命じる。
今日の一冊(57)あの夜の真実を探して
軍服の衝動(ソーニャ文庫)
注目ポイント:「軍服」シリーズ三部作の二作目。前作のヒロインとの対比が鮮やか度 ★★★★☆
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重さ | ■■■ |
起伏 | ■■■ |
甘さ | ■■■■ |
濃さ | ■■■■ |
・著者:富樫聖夜
・イラスト:涼河マコト
・あらすじ:名門貴族の令嬢エルザは夜会で出されたワインに薬を盛られ、前後不覚になったところを不埒な貴族の男に襲われそうになった。窮地に陥ったエルザを一人の男性が助け出してくれたが、お礼を言いたくても薬のせいで意識が朦朧としていたために「彼」の顔も名前も思い出せない。それなのに毎晩のように「彼」に抱かれる妙に生々しい夢を見るため、実際に「彼」と何かあったのではないかとエルザは疑う。
エルザは事件の夜に本当は何があったかを知るため、顔見知りの准将・フェリクスの協力を得て「彼」を本格的に探しはじめる。
今日の一冊(56)望まぬ結婚のその前に
軍服の渇愛(ソーニャ文庫)
注目ポイント:「軍服」シリーズ三部作の一作目。媚薬に記憶喪失にと盛りだくさん度 ★★★★★
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甘さ | ■■■■ |
濃さ | ■■■■ |
・著者:富樫聖夜
・イラスト:涼河マコト
・あらすじ:伯爵令嬢のエルティシアはエリート軍人のグレイシスにずっと想いを寄せているが、彼はエルティシアを子供扱いして彼女の気持ちに気づいてくれない。その上グレイシスに憧れている貴族令嬢は数多く、最近では彼の元婚約者も復縁を迫っているらしい。やきもきするエルティシアに女好きで悪名高い貴族からの縁談が舞い込む。
望まぬ結婚をするなら、せめてその前にグレイシスに愛してほしいと願ったエルティシアは彼の部屋をひとり訪れるが、そこで目にしたものは媚薬を盛られて苦しむグレイシスの姿だった。
今日の一冊(55)十二年ぶりの再会
過去からのラブレター(ハーレクイン文庫)
注目ポイント:賢く繊細な甥っ子がキーパーソン度 ★★★☆☆
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・著者:レベッカ・ウインターズ
・訳者:結城玲子
・あらすじ:レイチェルは船旅の途中で知り合ったトリスと熱烈な恋に落ちて結ばれる。二人は再会を誓って船を降りたが、その後彼から連絡が来ることはなかった――
それから十二年。娘と暮らすレイチェルの元に、トリスからの電話がかかってくる。彼がレイチェルに連絡できなかったのは、事故で負ったケガのために船に乗っていた時の記憶を失ってしまったからだという。レイチェルは船で何があったか知りたいという彼と十二年ぶりに会うことになる。