ロマンス小説を読む日記

翻訳ロマンスやティーンズラブなどの女性向けロマンス小説をひたすら紹介しています

今日の一冊(11)存在しないはずの「ウェスラーの娘」

国王陛下とウェスラーの娘(ガブリエラ文庫)

国王陛下とウェスラーの娘 (ガブリエラ文庫)

注目ポイント:ヒーローの信頼と愛情を勝ち得ていくヒロインの賢さ度 ★★★★★

長さ ■■■
重さ ■■■
起伏 ■■■
甘さ
濃さ

 

・著者:火崎勇

・イラスト:池上紗京

・あらすじ:母の再婚によりウェスラー男爵家の娘となったリンデは、国王ジェリートの「ウェスラーの娘としか結婚しない」の一言で王妃候補に選ばれる。しかしそれは、仕事に打ち込みたい王が縁談を退けるための嘘だった。
リンデは彼に協力して王に求婚された娘の役を演じることになる。美しく才気にあふれたジェリートのそばにいるうちに、リンデは彼に恋をしてしまう。彼が自分に目を向けてくれるのはお芝居の間だけだとわかっているのに。
そんな中、隣国の大使一行が和平交渉のために訪れる。彼らの真の目的は自国の王女とジェリートとの政略結婚だった。