ロマンス小説を読む日記

翻訳ロマンスやティーンズラブなどの女性向けロマンス小説をひたすら紹介しています

今日の一冊(22)本当の裏切り者は誰?

サキュバスは愛欲にたゆたう(ソーニャ文庫)

サキュバスは愛欲にたゆたう (ソーニャ文庫)

注目ポイント:中盤まではコメディ調、後半は二転三転してサスペンス色がぐっと強まる度 ★★★★☆

長さ ■■■■
重さ ■■■
起伏 ■■■■■
甘さ ■■■
濃さ ■■■

 

・著者:春日部こみと

・イラスト:すらだまみ

・あらすじ:キャサリンはある事件のせいで「サキュバス侯爵」と呼ばれている女領主。幼いとき乳母に裏切られてから他人を信じることができなくなっていた。キャサリンが信頼を寄せるのは献身的に寄り添っていてくれるメイドのエマだけだ。

キャサリンがお忍びで領地の中を視察している途中、喘息の発作を起こしてラスという男に介抱される。領内の情報を得たい彼女は身分を隠したまま彼と親しくなった。

ある時キャサリンは『悪魔の薬』という麻薬が領地内で流通していることを知って調査に乗り出す。