ロマンス小説を読む日記

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今日の一冊(88)守られてばかりの姫君じゃない

姫君は新王の執愛に包まれる(ロイヤルキス文庫)

姫君は新王の執愛に包まれる (ロイヤルキス文庫)

 

長さ ■■■■
重さ ■■■■
起伏 ■■■■
甘さ ■■
濃さ ■■■■■

 

・著者:早瀬響子

・イラスト:上原た壱

・あらすじ:ゼーラントの王女テレジアは幼い頃、異国の少年リヒャルトと知り合い仲良くなったが、大人たちに無理やり引き離されてしまう。リヒャルトは人質としてゼーラントに連れてこられていた隣国ラインラントの王子だった。その後リヒャルトは臣下の助けでゼーラントを脱出した。

それから数年後、ゼーラントはラインラントの侵攻を受ける。テレジアは国王を逃がすための時間稼ぎとして王宮に残り、ラインラント国王となったリヒャルトに再会する。リヒャルトはゼーラント国王の居場所を教えるようテレジアに命令するが、彼女は国を守るためなら自分はどうなっても構わないと言って譲らない。リヒャルトは彼女の口を割らせようと強引な手段を取る。

・注目ポイント:戦闘シーンの描写度★★★★

ヒーローの嫉妬深さ度 ★★★★★★★

国民のために王族としての役割を果たそうと行動するヒロイン。物語中盤での彼女の奮闘に胸が躍る。戦闘シーンがけっこう多く、冒険活劇の趣もあり読み応え十分。それにしてもヒーローは嫉妬しすぎ!