今日の一冊(86)人質として嫁いだ先で待っていたのは
軍神王と人質花嫁 ~甘い口づけは蜜愛の予感~(蜜猫文庫)
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重さ | ■■■ |
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甘さ | ■■■■■ |
濃さ | ■■■■ |
・著者:山野辺りり
・イラスト:サマミヤアカザ
・あらすじ:長年争ってきたヴェルダニアとナルテユスの二国。停戦に伴い、ヴェルダニアの王女ルシアはナルテユス国王ダライアスに嫁ぐことになる。表向きには両国の友好関係を結ぶための婚姻だが、その実、王女はナルテユスに差し出される人質だった。
停戦したとはいえ未だ緊張状態にある両国。どんなひどい扱いを受けるかと怯えるルシアは、ナルテユスで歓待されて驚く。さらにダライアスからは王女がルシアだから縁談を受けたと言われる。
妾腹の子で後ろ盾もなく、ヴェルダニアでは『いらない王女』と軽んぜられてきたルシアは、急激に立場が変わったことに戸惑う。
・注目ポイント:ヒロインの自信のなさ度 ★★★★★★★★
二人の会話の絶妙な噛み合わなさ度★★★
ヒーローがヒロインをひたすら溺愛する甘々な話かなと読んでいたら、思わぬところにライバルがいて驚いた。ヒーローとライバルのヒロインへの執着ぶりはソーニャ文庫に近い。